社会人としての経験を積んだ後に台湾師範大学の語学センターへ留学したYoshikoさん。
滞在先の探し方、留学生活にあってよかったものなどを教えてもらいました。
そしていよいよ今回からは留学のメインイベント!?「語学センター」についてまとめていただきます。
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こんにちは、今回からは、師範大学国語中心センターでの学校生活について紹介させていただきます。
まずは、学生となるために大切な登録作業とオリエンテーションがどのような流れで行われるのかをお話しします。
語学センターで学生としての登録へ
台湾滞在の最大目的であり、生活の大部分を占める学校での時間。
まずは授業が始まる10日ほど前に、学校に行き、登録の手続きを行います。
そのため、授業開始は9月からでしたが、私の場合は8月上旬から台湾入りしていました。
登録の手続きでおこなったこと
・学費の支払い
私はオンラインですでに支払い済だったのでこちらはパスして次の手続きへ
・本人確認
パスポートを提示しました
・受講希望のクラス確認
選択可能なコース | 毎週あたりの時間数 | クラス人数 | 学費(台湾元) |
レギュラークラス A | 10時間の授業 (+5時間の補助授業) |
6-10人 | 26,400 |
レギュラークラス B | 13-20人 | 21,600 | |
インテンシブクラス A | 15時間の授業 | 6-9人 | 36,000 |
インテンシブクラス B | 13-20人 | 28,800 |
表は2020.10.12現在の情報
授業時間が長くなればなるほど、人数が少ないほど1学期(約3か月)の学費は高くなります。
・希望する授業の時間帯の確認
午前の早い時間~午後開始など授業開始時間はいくつか設けられています。
・クラス分けテストの実施
私の場合、リーディングとリスニングのテストは事前にオンラインで済ませていたので、ここでは老師(先生)とマンツーマンでスピーキングのテストを行いました。
スピーキングテストで聞かれたこと
・名前
・日本のどこから来たのか
・日本での仕事
・仕事は忙しかったか
・日本ではどのように中国語を勉強していたか
・台湾人と大阪人は似ているか
・なぜそう思うか
クラス分けスピーキングテストの後、「教科書〇冊目の第〇課から講義開始」になりますと、自分のスタート地点を教えてもらいます。
戸惑うパソコン入力
ちなみに登録の過程で、自身の台湾での連絡先(住所と電話番号)をパソコンに入力する作業もあります。
しかし、当時の私はまだ中国語のキーボード入力ができず、近くにいたボランティアの学生さんに声をかけて入力してもらう羽目に。(その後学校の課題でパソコンを使ううちに、ピンイン入力はなんとか出来るようになりました)
学生証は嬉しい悠遊卡付き
本登録の日に学生証を受領することができます。
実はこの学生証は悠遊卡にもなっていて、さらに「學生卡」(学生用カード)なのです。
台北市内のバスをおとな料金の2割引で利用する事ができます。毎日バスで通学していた私にはうれしい特典!
「留学」の概念が崩れる出会いもありました
一人で緊張して順番を待っていると、アメリカ人の女の子ふたりが日本語で話しかけてくれました。
彼女たちは日本にも長期滞在したことがあり日本語も堪能で、台湾は2回目の留学先とのこと。
留学が1カ国や1回に留まらないというのは、今までの自分にはなかった選択肢で、新しい世界を彼女たちから教えてもらいました。
文化の異なる複数の国での滞在をこなす逞しさと、様々な言語を身につけようとする向学心も素敵です。
上記のような流れで登録が完了。次の登校は授業開始前日のオリエンテーションとなります。
オリエンテーションは何とうれしい日本語対応!
授業初日の前日に、新入生へのオリエンテーションがあります。
説明は英語と日本語で行われるそうで、私は当然日本語の説明を聞きに。
学校の設備や相談窓口の案内、言語補助授業(レギュラークラスの学生は必須)やクラスチェンジの方法、ビザの申請についての説明を、日本語が話せる職員さんや日本人学生のボランティアの方が行ってくれました。
その後、何組かのグループに分かれ学内を案内してもらいます。
自分のクラスの先生の名前と教室の場所もこの時点で貼り出されるので確認(学校のHPからログインしても見ることも可能)。
指定の教科書を購入し、次の日からはいよいよ授業となります。
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一番中国語ができない時期なので、ある意味一番大変な時かもしれませんが。
そう考えると今回のYoshikoさんのコラムで学校への登録作業やオリエンテーションの流れなど一読しておくと不安解消につながりますね。
ちなみに師範大でオリエンテーションを母国語で行ってくれるのは、それだけ重要な事項を述べているからだといえます。
ビザ更新などは怠ると罰金や出国などを迫られることもあるのでしっかり聞いてメモし、わからない場合は学校に尋ねましょう。(意外にオーバーステイは多いのです)
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