コラム

社会人の台湾留学体験記9 日本人とは関わらない方がいい!?留学中の交流についてのエピソード

屋台

ご好評いただいているyoshikoさんの留学体験記。たくさん更新をしていただき、9回目となりました。

留学中にクラストメイトどんな付き合いがあるのか、また語学を伸ばすためには必須と思える台湾人とはどのようにかかわれるのか。

実体験をまとめていただいています。

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気が付けば日本に帰国してからもう1年が過ぎ、コロナ禍はまだ収束の気配がないまま。絶賛台湾ロス中です。

月日が経ち、私が帰国後も留学を続けていた語学学校のクラスメイト達も、一人また一人と帰国の知らせを聞くようになりました。

今回は、留学期間中クラスメイトや友人たちとどのような交流をしてきたのか、友人たちとのエピソードをご紹介したいと思います。

初級クラス時代は中国語だけでなく英語での会話も

語学学校は台湾の言葉「中国語」以外の言葉を母国語とする人達が通う学校です。

そのような環境下ですので、当然台湾人よりは台湾人以外の外国人や日本人と知り合う機会が圧倒的に多いといえます。

クラスのレベルが初級の頃は、お互いに中国語のボキャブラリーが少ないこともあり、休憩時間になると(授業中は中国語以外使用禁止なので)英語圏の子や英語が話せる子は英語でやり取りしたり、同じ国の子同士が母国語で話している事が多い印象。

クラスのレベルが高くなると休憩時間中の雑談も中国語を使うようになります。

LINEでのトークも中国語です。

クラスメイトたちとの交流

一定程度の中国語が理解できるようになった後は、クラスメイトや台湾の人達との交流がどの程度深まっていくかは、語学力よりその人自身のコミュニケーション力が大きく影響すると感じます。

クラスメイトとの集合写真

日本のコミュニティで社交的でなかった人が、台湾のコミュニティでいきなり社交的になるという事はあまりないと思います。

私の場合は、教室の外でクラスメイトに会った時の挨拶や、少しだけ話をするのが精一杯。

学校の老師(先生)にも、「あなたは日本人の中でも特におとなしいわ」と言われるほど、びくびくしていました・・・

自分からのコミュニケーションは積極的とは言えませんでしたが、ありがたい事にクラスメイトの中には自分からどんどん話しかけてくれる子がいたので、そのうち私にも何人か連絡を取り合う友達が出来ました。

彼女たちは授業中も積極的に発言し、真面目に勉強して性格も穏やかで、茶目っ気もあって。

たとえ言葉がわからなかったとしても、人柄の良さが伝わる子たちでした。

クラスメイトたちと、一緒にいった阜杭豆漿で食べた朝ごはんです。 僧侶の子には素食仕様にしてもらえました。

アルバイト(ワーキングホリデービザ等)や仕事(お寺に住む僧侶の子も居た)を持っているクラスメイトも多くみんな忙しかったのに、私の帰国前に時間を作ってくれて、一緒に朝ご飯を食べに行けたのも素敵な思い出です。

台湾の人たちとの接点と交流

ワーキングホリデービザなどで滞在し、台湾でもバイトや仕事をする機会があれば社会人の方など、より留学前の自分の近い目線の台湾の人に知りあう機会が増えるかもしれません。

そこから友人としての付き合いが深まることもあると思います。

一緒に訪れた博物館にて

私の場合は滞在中に台湾で働く機会はなかったのですが、台湾の方との言語交換や、SNSの友人を通じて知り合った方々に声をかけていただき、日本語を勉強されている方々とのご縁がありました。

民宿での交流

お互いの言葉や文化に関心のあるもの同士の交流は楽しく、ご飯や街歩き、博物館などに連れて行っていっていただく機会などに恵まれ、素敵な思い出もたくさんできました。

ご飯をごちそうになるの図

日本語教室でちびっこたちと「おちゃらかほい」を楽しみました

留学中は日本人と関わらない方がいいのか?

語学留学中に日本人と行動を共にすること。

これには賛否両論ありますが、私は「日本人との出会い」も留学しなければつながらなかったご縁だと考え、大切にしたいと思っています。

いくら現地のこと、留学に関することを事前に調べてきていても、いざ海外生活が始まると未知の事、不測の事態というのは起こります。

そんな時、日本語で言葉のストレスなく情報をやり取りできるのは助かりますし、長期滞在の中で同じ文化の国で育ったもの同士だからこそ分かり合えるしんどさや、日本の生活との違いを楽しめる部分もあると思います。

そんな日本人の友達とは、共通の台湾の友達を訪ねてご飯を食べに行ったりすることも。

營養三明治の話題になり、「今から行ってみようか」と台鐡に乗って基隆の夜市に行ったり、何十年ぶりかに学生らしいノリを楽しみました。

基隆の名物「營養三明治」栄養サンド あげたパンにいろいろ詰め込まれていてボリュームたっぷり

学外では台湾で働いておられる日本人の方を紹介していただき、楽しくご飯を食べながら現地の社会人事情を聞かせていただく貴重な時間も過ごせました。

留学中一番お世話になった日本人のお姉様&現地で働く日本の方々と訪れた熱炒店(ドラマ『路』のロケ地でもあり)

台湾の人、クラスメイト、日本人、留学で出会う方々と関わりを深め、どう活かしていくのかはその人の心構えと行動によるところも大きいのではないかと思います。

私自身は、クラスメイト達、お世話になった方々との出会いには、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

ご恩を忘れず、次も笑顔で再会できますように。そう思う日々です。

Akushu
yoshikoさん、忙しい中、更新ありがとうございます。
Yoshikoさんは積極的ではなかったとおっしゃっていますが、地道に言語交換を続け、習い事をし、現地の人と関わるなどできることを探し取り組んでいる印象。新しい出会いを増やすのも活かすのも自分次第。充実した生活を送っていたことが伝わってきました。次回も楽しみにしています!

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