コラム

青木由香の電鍋活用のすすめ。電鍋はキッチンの空気のごとく。(前編)

台湾でコーディネーターや作家として活躍しつつ、日本と台湾の良いものを紹介するショップ你好我好(ニーハオ ウォーハオ)の店主でもある青木由香さん。

青木由香さん

青木さんの数多くの発信は、独特の視線と語り口で何とも魅力的。引き込まれてしまった経験を持つ方も多いのでは?

そんな青木さんに今回紹介いただくのは電鍋(ディエングオ/でんなべ)の活用方法。

この愛らしい調理器具の特徴、青木流の活用術を学べば電鍋購入を検討したくなり、さらに眠っていた電鍋も再登場すること間違いなし!?

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台湾の電鍋、使っていますか?

電鍋

写真は台湾販売仕様。最近いろんな色が出ています。

電鍋を買ってみたけど

  1. 買ってみたけど、使い方がわからない。
  2. しばらく使ってみたけど、最近は使っていない。
  3. 盲目的な台湾愛+電鍋愛で、おもちゃ的に何でもかんでも電鍋で料理して
    別に電鍋じゃなくてもいいことで興奮している。

こんな感じの方、多いと思います。

supermarket

もしくは、①②③になることを恐れて興味はあるけど購入に踏み切れない、とか。

kitchenになじむ電鍋

もっと肩の力を抜いて、キッチンにこのように在るべきです。

入手するなら、台湾人のように使う。そうしたら手放せなくなります。

電鍋のある風景

それ、普通にガスや電子レンジでやったほうが、もしかして早くて美味しいかも…

なんていうことは、ムキになって電鍋でやることはありませんよ。疲れちゃいます。

電鍋は、炊飯器として生まれた「電気蒸し器」、そう考えてください。

電鍋のある風景

ちなみに、台湾でも炊飯は日本と同じく炊飯器(マイコンジャーもしくはIH)でやっています。

電鍋は、日本でいうと電子レンジのような位置にいます。

日本では電子レンジって温めるだけじゃなく、ちょっとした調理にも使いますよね。

台湾人にとっての電鍋はそんな感覚です。

 

外釜に水を入れて、スイッチを入れると温度が上がり蒸気が立ち込める。

その蒸気熱で食材を加熱します。蒸し器でできることはなんでもできる。

ガスコンロや電磁調理器で加熱すると、下からの熱で調理しますが、

蓋をした電鍋の中では、上から下まで蒸気が充満し四方八方から熱が加わる。

均一な加熱ができるのです。

温める、加熱する。これを蒸すことでやると何がいいかというと、

  1. 食材が蒸気を含んでふっくら仕上がる。
    (電子レンジでの加熱した時のように、水分が飛んで食品が縮こまるなどの失敗がない)
  2. ①により、電子レンジより冷めにくい。
  3. 茹でるより野菜の水溶性ビタミンなど食材の栄養の流出を防げる。
  4. 火にかけての蒸すときに、空焚きに怯えずに済む。ほったらかしでいい。
  5. 温度差による空気の膨張と縮小を利用して、蓋を開けなければ圧力鍋的な働きをする。
    (蓋に空気穴がないので、ここが蒸籠と違うところ)

だから、魚や肉もふっくら仕上がる。

スープを煮出せば、直火より食材の旨味を十分に引き出す。

台湾の家庭では薬膳スープは、電鍋で作るのが当たり前です。

蒸籠で蒸すのと違うのは、蓋に穴がないので、熱で膨張した空気が冷める時に蓋を開けなければ圧がかかるところ。
これで、肉に味を染み込ませることができます。

学生がキッチンのない家で一人暮らしをすると、電鍋の内釜で直接卵を焼いたりパンを焼いたりするので

「万能」と言われますが、家にガスコンロがあるなら、趣味でやってみたいとかいう願望がなければ、そこまでやる必要はないです。

外釜は大きくて洗うのが大変です。

電鍋の良さは、火の番がいらないこと。吹きこぼれたり、空焚きする心配がないこと。

ということで、この先は私が電鍋で作っているものを紹介します。

後編へ

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Akushu
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青木 由香

神奈川県生まれ台湾在住。日台のメディアに執筆やコーディネートを通して台湾を紹介している。台湾関係の著書も多数あり。『你好我好』店主。独自の目線と語り口の奥には台湾への深い愛情が感じられる。

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