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コラム 日本で感じる台湾

はなうた食堂のお気に入り(4)元宵節の白玉団子 台湾料理と中華スイーツを楽しむコラム

春節(旧正月)の次の満月の日、中華圏のお正月の締めくくりとなるのが元宵節(ユェンシャオジエ)。
2021年は2月26日がその日にあたります。
台湾でも、ランタンを飛ばしたり、蜂炮(ロケット花火)を飛ばしたり、と、中華圏らしいにぎやかなお祭りが各地で行われるようですね。

そして、この元宵節に欠かせないのが、台湾では湯圓と呼ばれる白玉団子。
中に餡が入った団子を、温かいスープにいれていただきます。
餡の中身は、あずきやピーナッツ、ごまなどの甘いものもあれば、塩味の肉餡のものもあり、おやつとしても食事としても楽しめます。

ところで、湯圓とは別に、「元宵 」と呼ばれる、見た目も中身もそっくりな食べ物が、中華圏にはあります。
名前からもわかるように、この元宵節の時期に食べられるなのですが、その違いが興味深いので、ご紹介してみようと思います。

【湯圓】(タンユェン)

日本でいう白玉団子の生地で、餡を包んで茹でたもの。

202102湯圓1
これは想像しやすいと思います。もち米を挽いた粉と水、もしくは、水に浸したあと石臼で挽いたもの(既に水を含んでいるのでしっとりしています)をこねて、ねばりのある生地にし、丸めた餡を包んでいきます。
中国南方、台湾ではこのタイプが主流です。見た目も、口に含んだ感じも、もちもちツルンとしているのが特徴。

202102湯圓2

今回は肉餡を包んで塩味のスープにしてみました。塩味のものは、鹹湯圓 (シェンタンユェン)と呼ばれます

 

 

【元宵】(ユェンシァオ)

丸めた餡に、もち米粉をまぶしながら雪だるまのように大きくして茹でたもの。

202102元宵3

もとは中国北部から伝わったというこちらは、なかなかユニークな作り方。
丸めた餡を、乾いた米粉の中に転がし、全体に薄く米粉をまとわせてから、表面を湿らせ、さらに乾いた米粉をまぶす…というのを何度も繰り返し、徐々に大きくしていきます。
生地をこねないからか、粘りは少なく、歯切れの良い感じ。表面もなめらかにはならず、ややいびつな、ボコボコした形に仕上がります。

 

202102元宵1

肉餡を直接米粉の中にダイブ。ごろごろ転がしながら大きくしていきます。

202102元宵2

中国南部と北部では、米粉の作り方からして違うそうで、水に浸した米を挽く南部に対して、北部では乾いた米を直接粉にするそうなのですが、そういった背景がこの違いを生んだのでしょうか。

今回は両者全くおなじもち米粉を使ったのですが、それでも仕上がりが全く違ったのも面白いところです。

現在では、湯圓も元宵も混同されることが少なくないようで、台湾でも、手軽な湯圓を見かけることのほうが多い印象なのですが、もし現地で両方見かけることがあったら、食べ比べてみるのも良いかもしれません。

はなうた食堂調理室でも、いつか作り比べレッスンをしてみたいなと思います。その時はぜひ一緒につくりましょう!

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Akushu
台湾好きさんにはよく知られている湯圓に対し元宵は知っている方も少ないかもしれません。
私も思い返すと在台時、元宵節に食べていたのは湯圓でした…。
元宵…どんな食感か気になりますね。現地で、あるいは、はなうたさんの料理教室でぜひ食べ比べてみたいものです!
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台湾料理、お菓子を中心とした料理教室/実験厨房(大阪・池田市)。 つくる、たべる、をテーマに、美味しい喜びをシェアし合う場所です。

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