コラム

アラフォー台湾留学日記④ー居留証取得までの道のりー前編

みなさんこんにちは!現在台湾師範大学で語学留学をしているtomoです。

ちょっと時系列がおかしくなってしまうのですが、今回のコラムでは先日無事にゲットした居留証(ARC)申請についてお話ししたいと思います。

と、いうのもコロナを機にオンライン化されたり、語学留学生にはカードタイプの居留証が発行されなくなったり、台湾で居留ビザや居留証申請に関する情報が少なく、(停留ビザ申請や延長の記事などはあるのですが。。。)私自身も困ったので、先に記事にすることにしました。

ぜひ最後までお付き合いください!

語学留学ビザ申請の流れ

居留ビザ・居留証申請時に必要なもの

【居留ビザ】

健康診断書

残高証明書

写真1枚

パスポート

在籍証明書

成績証明書

当月出席証明書

ビザ申請書

※以上、すべて原本を提出します。

【居留証】

写真1枚

在籍証明書

成績証明書

当月出席証明書

台湾での住所を証明できるもの(賃貸契約書など)

※以上、全てjpegあるいはPDFデータで準備します。

 

 

STEP1:健康診断受診

必要書類

写真2枚(3.5×4.5)

パスポートコピー

パスポート原本

病院選び

私は今回、比較的安価かつ大学からも割と近い「臺北市立聯合醫院-和平婦幼院區 (和平)」にて受診。

健康診断に事前予約は不要ですが、結果の受け取りまでに1週間程かかるので、まずはこれからやると良いです!

3ヶ月以内に台湾の指定病院で受診した診断結果書類が必要となります。

指定病院リストは、衛生福利部のサイトにあります。

指定病院リスト

受診の前に、健康診断時に必要な写真撮影とパスポートのコピーを準備しておきましょう。

パスポートのコピーは、停留ビザの部分と入国スタンプがある部分が必要になります。

私が受診した病院は、院内に証明写真機があると聞いていたので、事前準備せずに行きました。

事前に準備する場合、Google mapで「快照機」と検索してみてください!日本のような証明写真ボックスの場所が検索できますよ。

受付

授業終了後、すぐに病院へ。(非常にお腹も空いていた・・・笑)

まずは2階の『一般體檢』の窓口で「居留証のための健康診断がしたい」と伝えてパスポートを見せました。

写真があるか聞かれたので、ないと伝えると、同じフロアに証明写真機があることを教えてくれました。

そして書類2枚(同じもの)を渡されて、「写真撮ったら2枚とも記入&写真貼って出してね」と言われました。

受付の向かいには、記入コーナーもあります。ハサミは窓口で貸してくれましたよ。

もし、パスポートのコピーを忘れた!という場合は、院内1階の便利商店(維康という小さな売店)で、店員さんに声をかけるとコピーしてくれます。

私はビザの部分のコピーをしていなかったので、コピーしに行きました(笑)

パスポートのコピーと一緒に先ほどの写真を貼った書類を提出して、順番を待ちます。

看護師の事前問診

番号を呼ばれるとまずは看護師さんによる事前問診と説明。

書類とパスポートを提出して、検査項目の必要書類をもらい、この後の検査の流れを聞きました。

このほか、結婚しているかどうか、妊娠しているかを聞かれました。あとは学校名も確認されたけど、学生証を出す必要はありませんでした。

医師の問診

そのあと少しその場で待ってから医師による問診。

ここでもパスポートと書類を提出。

入国時期と、学生かどうかを聞かれました。(これは私の見た目の問題!?笑)

既往歴など聞かれることもなく・・・(笑)。

どうして台湾に勉強しに来たの!?などの雑談程度で終わりそうだったので、一応日本で予防接種を受けたことは伝え、記録を見せました。

精算

問診終了のタイミングで、精算となります。

その後はレントゲン&採血を済ませたらそのまま帰ってOKということと、結果は約1週間後となることを説明されました。

あわせて結果受け取りの際に必要な控え用紙をもらいました。

レントゲンと採血

続いてレントゲン検査に。同じフロアにレントゲン受付があるので、そこで紙を見せ、着替えと荷物かごを受け取り、検査着に着替えてレントゲン撮影。

やり方は日本と同じでした。終わったらまた着替えてレントゲン受付へ。

次は1階に行って採血してくださいね、と案内してくれました。

最後は採血。流れるように始まり、隣の看護師さんと喋りながら私の腕に針を刺す担当看護師さん・・・(笑)。

え、大丈夫・・・!?と心配になるも、あまり痛くもなく、ほとんど腫れずの見事な腕前でした!恐れ入りました(笑)。

1週間後・受け取り

結果受け取りの際は、健診時と同様、2階の受付へ。

控え用紙を渡して、診断結果書類をもらうことができました。

STEP2:学習計画書の作成

健康診断結果の受け取りまでの間に、学習計画書の作成に取りかかりました。

停留ビザ申請の時は日本語で作成したのですが、今回はもちろん中国語で作成しなければなりません。

特に決まったフォーマットがないのが難関でもあるのですが(笑)、幸いにも過去の授業で、中国語学習の動機や今後の計画などを書くワークがあったので、その内容を使ったり、日本での停留ビザ申請時に書いた学習計画書の内容を中国語にして何とか書き切りました(笑)。

STEP3:残高証明書の取得(中國信託銀行の場合)

私は台湾の銀行口座を持っているので、口座を作った支店に行き、残高証明書を発行してもらいました。

必要なのはパスポートと通帳(申請日前日までの残高が80,000元以上のもの)、発行料の50元です。

まず、残高証明書を発行したい旨を伝えて、番号札を発行してもらいます。

窓口では、パスポートの確認と「発行できるのは、前日の残高になる」ということの説明を受け、以下について質問されました。

✔︎残高証明書が必要な理由(居留証申請のためと伝えます)

✔︎英文表記か中文英文併記か(中文英文併記にしてもらいました)

✔︎証明するのは残高の全額か一部か(もちろん全額にしました)

✔︎台湾ドル表記か外貨表記か(台湾ドルにしました)

日本円を移すタイミングは当日ではなく、前日までに済ませておきましょう!私もレートとにらめっこしながら、なんとか前日までに済ませました。

あとは、書類に署名をして完了。その日のうちに発行してくれます。

STEP4:居留ビザ申請書類の準備

外交部のサイトから、居留ビザ申請フォームへアクセスし、必要事項を入力していきます。

最後に、入力内容が反映された申請用紙データが保存できるので、それをコンビニのネットプリントなどで印刷して、署名をします。

STEP5:次学期の支払いと在籍証明書、成績証明書、当月出席記録の準備

次の学期の支払いを済ませてから、上記の書類を準備します。

台湾師範大学の場合、学費の振込はオンラインフォームか大学の事務室での支払いとなります。

私は今回は事務室で支払いを済ませてきました。カード払いもできます。

支払いの翌日以降にならないと、在籍証明書に次学期の在籍が反映されない(支払ったことが証明されない)ので、在籍証明書と成績証明書は先に学費を支払ってから出力するようにしましょう。

師範大学の場合キャンパス内にある発行機から出力可能です。

当月出席記録は、事務室で用紙をもらい、クラスの先生に記入と捺印をお願いします。

先生も忙しいので、余裕を持ってお願いするようにしましょう!

実は後から気づいたのですが、この後の居留証申請時にも在籍証明書、成績証明書、当月出席記録が必要になります。

私は月を跨いだので特に控えを取らなかったのですが、現在居留証の申請は完全オンライン(画像データにて提出)のため、居留証申請も同月に行うのであれば、これらの書類のスキャンをとっておくと申請時に手間が省けるのでオススメです!

STEP6:居留ビザ申請に行く

外交部領事事務局にて居留ビザの申請をします。これまで停留ビザの延長を行なっていた窓口、内政部移民署とは異なるので注意が必要です。

申請窓口は、北棟の3階にあります。

台湾の方のパスポート申請フロアと同じで、タイミングによってはかなりの人でごった返していてビックリしますが(笑)、外国人のビザ申請窓口は別なのでご安心を。

私が行った時はちょうど旧正月前ということで、ものすごい人でした。(笑)

番号札をとって順番を待ちます。

私は午後に行ったのですが、5分くらいで呼ばれました。

パスポートと必要書類を提出して、確認を待ちます・・・。何を聞かれるかとドキドキ(笑)

そういえば、健康診断時だけではなく、居留ビザ申請時も写真が必要になります。

私は健康診断の時に撮ったものが余っていたので、それを使用しましたが、もし写真ないという方は、外交部の1階にスピード写真機がいくつか設置されたエリアがありますので、そこで撮れますよ♪

また、居留証申請時には顔写真データが必要になるので、ダウンロード(あるいはスキャン)しておきましょう!

話は戻りますが、1つだけ窓口で質問されました。

それは欠席時間の件。

「どうして休んだの!?」と聞かれたので、「コロナにかかってしまい・・・」と伝えたら、「じゃあここに手書きで理由書いて」と言われて固まりました(笑)

日本だったら、正式書類に手書きで加筆するってありえないですよね!?(あったとしても発行元に確認するとか色々手間ですよね)

サインも必要なのかしら・・・と不安になりながらも、「因為有Covid-19」と意味がちゃんと伝わるのかすら不安な中国語で記載しました。

そしてサインは必要なく、「オッケー!」と。

私は学習計画書の方を突っ込まれるのではないかとドキドキしていたので、ちょっと拍子抜け(笑)

その他は無事に受理され、手数料の支払いに。

窓口のお姉さんに、「向かいの支払窓口で支払いして、領収書を持ってまたこの窓口に来て。その時は番号札いらないから、私に声かけてね!」と、何とも荒技的な方法を指示されました(笑)

日本人的感覚だと、なかなか声かけにくいですよね・・・さすが台湾と感じた瞬間でした。

無事に支払いも済ませ、元の窓口に戻ってきたら案の定対応中のお姉さん。しかしここは台湾、窓口の前でタイミングをひたすら待っておりました。そしたらちゃんと気づいてくれましたよ、ホッ・・・。(笑)

最後は、居留ビザの受取日が書かれた控えをもらって終了。パスポートは預けたままになります。

私は旧正月を挟むので、本来よりちょっと時間がかかりました。その間、身分を証明するものがないって・・・。少々不安でした。もちろん何もなかったですけど(笑)

あとは居留ビザを受け取って、居留証(ARC)のオンライン申請を残すのみです!!

長くなりましたので、続きは後編で!

※上記記事は2023年1月~2月の情報です。申請方法はその時々で変わることもあります。あらかじめご了承ください。

Akushu
1回きりで終わることが基本の居留ビザ・居留証申請。だからこそ情報が少なくて大変なわけで。今回tomoさんがとっても丁寧にまとめてくれたことによって、迷える子羊が減りますように!

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tomo

我愛♡台湾 / 我愛♡咖啡 台湾が好きすぎて仕事を辞めないで留学する【ド短期留学】推進中! から、ついに仕事を辞めて台湾移住を決意!2022年8月、台北暮らしはじめました。現在は國立台湾師範大學國語教學中心に通っています。

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